江戸時代(えどじだい)の天文学者(てんもんがくしゃ)と世界地図(せかいちず)
江戸時代(えどじだい)の亀山藩(かめやまはん)には、天文学(てんもんがく)や算術(さんじゅつ)にとても熱心(ねっしん)な人(ひと)がいました。由良(ゆら)時諶(ときざね)です。
亀山地方郷土史(かめやまちほうきょうどし)という本(ほん)によると、亀山(かめやま)に伝(つた)わる世界地図(せかいちず)の坤輿万国全図(こんよばんこくぜんず)は、由良(ゆら)時諶(ときざね)が写(うつ)したものだといわれています。
しかし、実際(じっさい)の坤輿万国全図(こんよばんこくぜんず)には「由良(ゆら)時敏(ときとし)が複写(ふくしゃ)」したと書(か)かれています。由良(ゆら)時敏(ときとし)は、由良(ゆら)時諶(ときざね)の息子(むすこ)だといわれています。