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凡例 1.亀山高等学校郷土研究会のはじまり 2.郷土研究会の研究テーマ 3.地方史研究誌『鈴鹿』 4.亀山高等学校郷土研究会の活躍―木下古墳― 5.亀山高等学校郷土研究会の活躍―太岡寺古墳群― 6.学生たちの発掘調査―市域のさまざまな遺跡― 7.郷土研究会の発掘調査と文化財保護法 協力者・参考文献・出品一覧



ごあいさつ

 亀山市内には約460の遺跡が確認されています。こうした遺跡は、地域の人びとの営みを伝える重要なものです。これらに残された情報を調査して歴史を明らかにしてきた力のひとつに、学生たちのクラブ活動がありました。
 市内には、そのひとつである三重県立亀山高等学校郷土研究会(通称「郷土史クラブ」)がありました。郷土研究会は、考古学、民俗学、歴史学、地理学分野の調査・研究を行い、日々の活動から『鈴鹿』という研究雑誌を刊行する地域史研究をリードする存在でした。なかでも、現在では残っていない遺跡を発掘調査し、その歴史を明らかにしてきた記録は、市域の歴史を考えるうえで、研究会が残した非常に大きな成果だということができます。
 本展示開催に際し、平成29年度、三重県立亀山高等学校より、郷土研究会発掘資料をご寄贈いただきました。改めて資料調査を進めるなかで、長く市域を中心とした地域史研究を牽引してきた郷土研究会の担った役割の大きさが判明しました。そこで本展示では、研究会の調査・研究成果をテーマとし、改めて市域の歴史が解明されてきた経緯と成果をお伝えしたいと考えております。
 展示では、研究会員が発掘調査した遺物を展示するとともに、実際に研究会員として活動した卒業生たちの生の声から見た、クラブ活動や発掘調査のようすをご紹介することで、市の歴史を明らかにしてきた学生たちの力の大きさをご体感いただければと思います。
 最後になりましたが、本企画展の開催にあたり、多大なるご協力をいただきました三重県立亀山高等学校、元郷土研究会会員の方々をはじめ、ご教示・ご協力をいただきました皆様に厚くお礼申し上げます。

平成30年4月
亀山市歴史博物館


   

凡例 1.亀山高等学校郷土研究会のはじまり 2.郷土研究会の研究テーマ 3.地方史研究誌『鈴鹿』 4.亀山高等学校郷土研究会の活躍―木下古墳― 5.亀山高等学校郷土研究会の活躍―太岡寺古墳群― 6.学生たちの発掘調査―市域のさまざまな遺跡― 7.郷土研究会の発掘調査と文化財保護法 協力者・参考文献・出品一覧

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