新所(しんじょ)のまちなみ
新所(しんじょ)は関宿(せきじゅく)の西側(にしがわ)に位置(いち)します。地蔵院(じぞういん)の門前(もんぜん)となる新所(しんじょ)東側(ひがしがわ)は、中町(なかまち)と一体(いったい)の家並(やな)みを形成(けいせい)し、中二階(なかにかい)の町家(まちや)が多(おお)く、主屋(しゅおく)の横(よこ)に庭(にわ)を設(もう)けて高塀(たかべい)をめぐらす質(しつ)の高(たか)い町家(まちや)もみられます。一方(いっぽう)新所(しんじょ)西側(にしがわ)は、その大半(たいはん)が小規模(しょうきぼ)な平屋(ひらや)で仕舞屋風(しまいやふう)であるため、全体(ぜんたい)としてやや地味(じみ)で落(お)ち着(つ)きのある町並(まちな)みです。各町家(かくまちや)の格子(こうし)や庇(ひさし)の幕板(まくいた)などの伝統的(でんとうてき)な細部(さいぶ)意匠(いしょう)が比較的(ひかくてき)よく残(のこ)っています。