≪亀山市歴史博物館TOPへ
凡例  1.印刷のはじまり  2.版木の普及と拡大  3.亀山での印刷事業  4.普及する印刷  協力者・参考文献・出品一覧



ごあいさつ

 わたしたちの身の回りには、印刷された文字があふれています。新聞、本や雑誌、マンガ、地図、書類、包装紙などに囲まれて、日々を暮らしています。これらは、亀山市の歴史を明らかにする資料としても使われています。
 これまでに明らかとなってきた市域の歴史は、残された多くの文字資料を手がかりとしていました。資料の種類には、手書きのものと印刷されたものがあります。その印刷方法には、版木から()る木版、活字を用いた活版印刷、謄写版(とうしゃばん)を用いた謄写印刷、印刷会社や個人のプリンターといった印刷機による印刷などがあります。
 会場内では、一三〇〇年前に摺られた最古の印刷物である陀羅尼経(だらにきょう)から、謄写印刷による印刷物、その後に登場した機械であるタイプライターや三〇年前に使っていたワープロなど、印刷物そのものとその印刷に使った道具をご紹介します。
 なかでも、活版印刷については、亀山市内で明治時代に創業した活版印刷所に注目しました。活版印刷所で使われた道具や工場内のようすをどうぞご覧ください。
 本展示では、市域の歴史を伝える資料から、多様に表現された「印刷された文字」に注目しています。さまざまな印刷製品である資料と印刷道具から、身の回りにたくさんある印刷物の歴史と亀山市の印刷業の歴史をひもといてみたいと思います。
 最後になりましたが、本企画展の開催にあたり、ご教示・ご協力をいただきました皆様に厚くお礼申し上げます。


平成31年4月
亀山市歴史博物館


   

凡例  1.印刷のはじまり  2.版木の普及と拡大  3.亀山での印刷事業  4.普及する印刷  協力者・参考文献・出品一覧

≪亀山市歴史博物館TOPへ