亀山市立関小学校2年生出前授業
「むかしの亀山がえがかれたはんがでしんけいすいじゃくをしてみよう!」
平成26年9月6日(土)に亀山市立関小学校2年生へ出前授業に行きました。
この授業までに、歴博貸出ユニットAー13の浮世絵パズルを楽しみ、市域を描いた浮世絵に触れている子どもたちでした。この日は、江戸時代に描かれた亀山の浮世絵をもとにして作成したカードを使って神経衰弱に挑戦しました。
<浮世絵って何かな?>
浮世絵の説明をしました | 関のどこを描いたのでしょう? 「地蔵院です」 |
<東海道五十三次ってきいたことがありますか?>
東海道は、江戸時代に今の東京から京都まで続いている道でした。日本橋から数えると、亀山は46番目、関は47番目、坂の下は48番目の宿場でした。
<浮世絵をよーく見てみよう!>
☆関宿を描いた2枚の浮世絵を 見比べてみましょう。 「旗と棒が同じです。」 「同じ場所?」 同じ場所を描いています。関は本陣が有名でした。関を描いた浮世絵には本陣が描かれたものが多いです。 |
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似ているところをみつけよう |
☆坂下の筆捨山を描いた2枚の浮世絵 を見比べて 「山があります。」 「木もにている。」 「滝も同じです。」 「家の屋根があります。」 「同じ場所に見える。」 じっくりと見て、比べることができました。実際にはない滝が描かれています。 |
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坂下宿の浮世絵です |
☆亀山宿の2枚も見比べました。 「雪が降っています。」 「木がにています。」 「おしろがあります。」 お城の建物は京口坂の門が描かれています。 亀山宿は急な坂や雪が降ったときの様子が有名でたくさんの浮世絵に描かれていることを話しました。 |
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亀山宿の浮世絵も見てみよう |
☆イとハはうちわの中に絵や字が描いて あります。ロ(ろ)のマークは「エビ」です。 子どもたちはびっくり。エビのマークとは思いませんでした。 |
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おもしろいマークがあるよ |
☆3枚の絵のちがうところをさがしてみま しょう。 「雨がふっているのは同じだけど、色が ちがいます。」 「草の色」「服の色」「かげ」「名前の所」 「空のオレンジの部分」 同じ版画の板を使っていますが、刷った時期が違うので、違う色に仕上げた浮世絵です。 今からするしんけいすいじゃくでは、気をつけてくださいね。 |
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雨が降っている浮世絵だ |
<ゲーム開始!!>
浮世絵のことや浮世絵の見方を勉強したあと、いよいよゲームです。まずAのカードに挑戦!! | 参観していたおうちの方も 間近で見ています |
児童の感想から
- おもしろかったです。
- もう一回したいです。
- Bの方が出来なかったから次はBに挑戦したいです。
- たくさんの浮世絵があるんだなあと思いました。
- 昔の絵は松や木が多くて、今と少しちがうなと思いました。
- 着ている服が今とちがうことがわかっておもしろかったです。
- じぶんのちくや友だちのちくが、うきよ絵になっていてびっくりしました。
<提示資料>
<実物資料>
• 東海道五拾三次之内 関 本陣早立(保永堂版東海道)
初代歌川広重(画像)
• 東海道五拾三次 関(狂歌入東海道) 初代歌川広重(画像)
• 東海道坂ノ下筆捨山(御上洛東海道) 初代歌川広重(画像)
• 東海道五十三次四十八 関(東海道五十三次絵本駅路鈴)
葛飾北斎(画像)
• 東海道四十七 五拾三次之内亀山(有田屋版東海道)(画像)
• 東海道五拾三駅四十七 かめやま雪中 立祥(二代歌川広重)
(画像)
• 東海道五十三対 亀山 初代歌川広重(画像)
• 東海道五十三対 関 初代歌川広重(画像)
• 東海道五十三対 坂の下 初代歌川広重(映像)
• 五十三次名所図絵 四十七 亀山風雨雷鳴(竪絵東海道)
初代歌川広重【色違い3種】(画像)