堀(ほり)
城(しろ)の外側(そとがわ)や曲輪(くるわ)の間(あいだ)には大(おお)きな溝(みぞ)を掘(ほ)って守(まも)りを固(かた)めていました。この大(おお)きな溝(みぞ)を堀(ほり)と呼(よ)びます。水(みず)がある堀(ほり)を水堀(みずぼり)、水(みず)のない堀(ほり)を空堀(からぼり)といいます。亀山城(かめやまじょう)は水堀(みずぼり)と空堀(からぼり)の両方(りょうほう)があります。
西之丸外堀(にしのまるそとぼり)
西之丸(にしのまる)の外側(そとがわ)は水堀(みずぼり)がありました。城(しろ)の外側(そとがわ)にある堀(ほり)なので外堀(そとぼり)と言(い)います。城(しろ)が無(な)くなった後(あと)、全部(ぜんぶ)埋(う)められましたが、もう一度(いちど)掘(ほ)りなおしてその一部(いちぶ)をもとの幅(はば)がわかるようにしています。
西之丸外堀(にしのまるそとぼり)
西之丸外堀(にしのまるそとぼり)のつくり
亀山中学校(かめやまちゅうがっこう)の校舎(こうしゃ)を建(た)て直(なお)す時(とき)の発掘調査(はっくつちょうさ)で、西之丸外堀(にしのまるそとぼり)がどのようなつくりであったのかがわかりました。水堀(みずぼり)は土塁(どるい)がくずれやすいので、斜面(しゃめん)に大(おお)きなくいをたくさん打(う)ち込(こ)み、それを竹(たけ)で結(むす)びつけた上(うえ)に太(ふと)い材木(ざいもく)をのせて土(つち)がくずれないようにしていることがわかりました。