士族授産(しぞくじゅさん)
明治(めいじ)10年代(ねんだい)、秩禄処分(ちつろくしょぶん)などにより困窮(こんきゅう)した士族(しぞく)を産業(さんぎょう)につかせる、士族授産(しぞくじゅさん)と呼(よ)ばれる救済政策(きゅうさいせいさく)がとられました。その政策(せいさく)として、官有地(かんゆうち)のうち荒(あ)れた土地(とち)を安(やす)い価格(かかく)で払(はら)い下(さ)げ、開墾(かいこん)させたり、事業(じぎょう)の起業資金(きぎょうしきん)の貸(か)し付(つ)けなどが行(おこな)われました。亀山(かめやま)でも国立銀行(こくりつぎんこう)や製糸業(せいしぎょう)・紡績業(ぼうせきぎょう)・牧場経営(ぼくじょうけいえい)・製茶業(せいちゃぎょう)などの士族授産事業(しぞくじゅさんじぎょう)がおこなわれました。