中町(なかまち)のまちなみ
中町(なかまち)は関宿(せきじゅく)の中央(ちゅうおう)に位置(いち)し、西(にし)から一番町(いちばんちょう)から六番町(ろくばんちょう)までにわかれています。本陣(ほんじん)・脇本陣(わきほんじん)・問屋(といや)などがおかれ、主(おも)だった旅籠(はたご)が集中(しゅうちゅう)した宿場(しゅくば)の中心(ちゅうしん)で、特色(とくしょく)ある町屋(まちや)が残(のこ)っています。町家(まちや)は比較的(ひかくてき)建(た)ちの高(たか)い大規模(だいきぼ)なものが多(おお)く、二階(にかい)壁面(へきめん)も塗籠(ぬりこ)めて虫籠窓(むしこまど)をあけたり、全面(ぜんめん)に手摺(てす)りを設(もう)けて開放(かいほう)するものが多(おお)く、意匠的(いしょうてき)により華(はな)やかです。
中町(なかまち)から西(にし)を見(み)ると、美(うつく)しい家並(やな)みとともに、地蔵院(じぞういん)本堂(ほんどう)の屋根(やね)と鈴鹿(すずか)の山々(やまやま)が正面(しょうめん)に見(み)えます。関宿(せきじゅく)の最(もっと)も美(うつく)しい町並(まちな)み景観(けいかん)のひとつです。