鹿伏兎城跡(かぶとじょうあと)
加太市場(かぶといちば)の横(よこ)にあり、大和街道(やまとかいどう)を眼下(がんか)に見下(みお)ろす標高(ひょうこう)265mの丘陵(きゅうりょう)尾根上(おねじょう)にあります。正平年間(しょうへいねんかん)(1346年(ねん)〜1370年(ねん))に関一族(せきいちぞく)の鹿伏兎氏(かぶとし)が築(きず)いたと伝(つた)えられます。入口(いりぐち)には高(たか)さ2.6mの石垣(いしがき)が見(み)られ、城内(じょうない)には井戸(いど)も残(のこ)っています。中世山城(ちゅうせいやまじろ)の遺構(いこう)がよく残(のこ)っており三重県史跡(みえけんしせき)に指定(してい)されています。かつて城主(じょうしゅ)鹿伏兎定長(かぶとさだなが)が室町将軍(むろまちしょうぐん)に白(しろ)い鷹(たか)を贈(おく)ったことから別名(べつめい)を白鷹城(はくたかじょう)と呼(よ)ぶといわれています。