職人(しょくにん)の技術(ぎじゅつ)
関(せき)の竹火縄(たけひなわ)
竹火縄(たけひなわ)は、江戸時代(えどじだい)に関(せき)の名産(めいさん)とされていました。生(なま)の竹(たけ)を細(こま)かくけずり、縄(なわ)にしたもので、旅人(たびびと)が火(ひ)を持(も)って歩(ある)くときによろこばれました。関宿(せきじゅく)だけで10軒(けん)を越(こ)える火縄屋(ひなわや)があったといいます。残念(ざんねん)ですが現在(げんざい)ではまったく作(つく)られていません。
亀山櫛(かめやまぐし)
江戸時代(えどじだい)おわりごろの東海道(とうかいどう)の記録(きろく)では、亀山宿(かめやましゅく)の名物(めいぶつ)は櫛(くし)とされています。ただ、「亀山櫛(かめやまぐし)」として売(う)られていた櫛(くし)はひとつもみつかっていません。