地方議会(ちほうぎかい)
政府(せいふ)は、いきなり国会(こっかい)を開設(かいせつ)するよりは、まず地方議会(ちほうぎかい)を開設(かいせつ)し、国民(こくみん)が議会(ぎかい)に慣(な)れてから国会(こっかい)を開(ひら)くことにしました。三重県(みえけん)では、1879年(ねん)(明治(めいじ)12年(ねん))4月(がつ)30日(にち)に第一回三重県会(だいいっかいみえけんかい)が開(ひら)かれました。
当時(とうじ)の県会議会(けんかいぎかい)は、任期(にんき)を4年(ねん)とし、選挙(せんきょ)で2年(ねん)ごとに半数(はんすう)を入(い)れ替(か)えました。選挙(せんきょ)で投票(とうひょう)できるのは、地租(ちそ)(税金(ぜいきん))を5円以上(えんいじょう)納(おさ)めた満(まん)20歳以上(さいいじょう)の男子(だんし)と決(き)められ、候補者(こうほしゃ)は、地租(ちそ)を10円以上(えんいじょう)納(おさ)めた満(まん)25歳以上(さいいじょう)の男子(だんし)と決(き)められていたので、女性(じょせい)は選挙(せんきょ)に参加(さんか)できませんでした。
最初(さいしょ)の選挙(せんきょ)では野登村(ののぼりむら)の川戸飛佐治(かわとひさじ)が当選(とうせん)しました。