けっこんする
昭和(しょうわ)20年(ねん)ごろは、女性(じょせい)は16、7歳(さい)、男性(だんせい)は20歳(さい)ころにけっこんすることがふつうでした。それから、だんだんとけっこんする年(ねん)れいが高(たか)くなっています。
けっこんする相手(あいて)は、昭和(しょうわ)25年(ねん)ごろまでは、同(おな)じ町内(ちょうない)に住(す)んでいる人(ひと)やイトコが多(おお)く、親(おや)などが相手(あいて)を決(き)めることがふつうでした。そのため、本人同士(ほんにんどうし)による恋愛(れんあい)けっこんは、あまりありませんでした。
けっこん式(しき)と祝(いわ)いのえん会(かい)
けっこん式(しき)は、お婿(むこ)さんの家(いえ)でおこなうことがふつうでしたが、昭和(しょうわ)50年(ねん)ごろには、けっこん式場(しきじょう)でおこなう人(ひと)が多(おお)くなっていました。お嫁(よめ)さんがお婿(むこ)さんの家(いえ)に入(はい)ると、家(いえ)の前(まえ)にあつまった人(ひと)たちにお菓子(かし)をまきました。けっこん式(しき)は、おもに、お酒(さけ)をのむ儀式(ぎしき)でおこなわれ、それがおわると、集(あつ)まった人(ひと)たちで、祝(いわ)いのえん会(かい)をしました。祝(いわ)いのえん会(かい)は、さんかする人(ひと)をかえて、けっこん式(しき)の次(つぎ)の日(ひ)や、さらにその次(つぎ)の日(ひ)などにもおこなわれました。