昼寝観音(ひるねかんのん)
布気町落針(ふけちょうおちばり)の昼寝観音(ひるねかんのん)は、奈良東大寺(ならとうだいじ)の大仏(だいぶつ)を建(た)てなおすお金(かね)を全国(ぜんこく)から集(あつ)めているときに、石山観音(いしやまかんのん)(津市芸濃町(つしげいのうちょう))から運(はこ)ばれてきたそうです。各地(かくち)の観音(かんのん)さんが集(あつ)まって、西日本(にしにほん)で観音(かんのん)さんをめぐっておまいりする33か所(しょ)のお寺(てら)を決(き)める会議(かいぎ)が開(ひら)かれた時(とき)、落針(おちばり)の観音(かんのん)さんは昼寝(ひるね)をしていて会議(かいぎ)にいかなかったので、33か所(しょ)のお寺(てら)に選(えら)ばれなかったと伝(つた)えられます。