石造物のレコード画面

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番号	56
名称	野村町の「川原の地蔵さん」
所在地	亀山市野村町
特徴	半肉彫5躰。上段奥の2躰は立像、向かって右は上部欠損。向かって右前は上半身のみ、下段左前は下半身のみと祠前に自然石。各躰に赤い「よだれまいかけ」。
材質・形態	舟形光背、自然石
総計	上段奥、向かって右：高32×巾18×奥行10、同左：高37×巾19×奥行8。同右前：高21×巾14×奥行5、同左前：高35×巾36×奥行18。自然石：高25×巾12×奥行6
銘文	無
祭日・祭礼	８月２４日、地蔵盆で、３時からお寺の住職がお経を唱え、遠方からも人が集まる。
祭り方・人々	中心になって世話をしているのは、亀山駅前に住む個人で、「松月地蔵」と名づけた。祠後の松を植え替えたり、アジサイを植えたりしている。乳の出の悪い人が空輪風輪一石を乳にみたてて、おまいりし、お礼に自分の髪の毛を供えたりしていた。高校受験生もおまいりする。願いがかなうと「よだれまいかけ」をかける。ビシャゴ、又は赤、白の小菊とビシャゴの供花、水、ろうそく、線香がある。
由来	子どもの頃からあり、「川原の地蔵さん」と呼んでいる。色々なことを聞いてくれる。60年前はたくさん無かった。近辺の工事で集められたのではないか。忍山橋のたもとの鈴鹿川で水遊びをした後、「お地蔵さん」に水をかけて遊んだ。地蔵は、子どものすることはたとえおしっこをかけても怒らないが、大人が同じことをすると怒る。

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