加太・関・昼生小夏季教職員研修

「平和教育」

 令和3年7月29日(木)、加太小学校、関小学校、昼生小学校の先生方が、平和教育に関する研修で、それぞれおよそ1時間ずつ、歴史博物館へ来てくださいました。
 学校によって、3年生の国語科教材「ちいちゃんのかげおくり」か4年生の国語科教材「一つの花」で異なりますが、今まで当館が行ってきた出前授業で使った資料を紹介しながら研修していただきました。先生方には、昨年発行した「亀山市の戦争遺跡マップ」を使って説明をさせていただいたり、戦地への慰問の手紙や戦地から届いた絵葉書などの実物を見ていただいたりしました。また、戦争や平和に関して事実を感じていただくために、実際に戦地を経験された方の本音が書かれた手紙「戦地の要領」や、1学期の評価や出席欄に記述のない昭和20年度の通知表も見ていただきました。追加として、2学期からの授業に活用していただける「絵巻物」と「亀山で経験した災害」の歴博貸出ユニットを紹介しました。今後の利用の参考にしていただけたのではないでしょうか。
 研修後は、自由に時間の許す限り展示室で見学していただきました。企画展示室では、現在開催中の亀博自由研究のひろば「亀山の山々が生んだ世界的登山家 尾崎隆」、常設展示室では先生からリクエストのあった「列車銃撃事件」などについて解説をしました。

教科書の用語や挿絵を本物資料で確認 買い物は切符の点数と現金が必要
教科書の用語や挿絵を本物資料で確認 買い物は切符の点数と現金が必要
代表の先生がもんぺを体験 亀山の遺跡をマップで確認
代表の先生がもんぺを体験 亀山の遺跡をマップで確認
感想や意見を交流 本物の千人針を学芸員が説明
感想や意見を交流 本物の千人針を学芸員が説明
自筆の手紙などを展示 資料を熱心に読み込む先生方
自筆の手紙などを展示 資料を熱心に読み込む先生方
企画展で尾崎隆の業績を知る 常設展で列車銃撃事件の解説を聞く
企画展で尾崎隆の業績を知る 常設展で列車銃撃事件の解説を聞く
提示資料
<提示資料>
防空頭巾、国民服、帽子、徴用赤たすき、もんぺ、
日の丸寄せ書き、千人針、千人力、
出征幟旗、衣料切符、鈴鹿高等女学校指定学生鞄、
かっぽう着(複製)、防空用カバー、灯火管制用電球、
木銃、訓練用手榴弾、慰問袋、通知表、
戦地の要領、戦地からの絵葉書、慰問の手紙

<音声資料>
敵は幾万、愛馬進軍歌

<歴博貸出ユニット>
A−2−1「ちいちゃんのかげおくり」
A−2−2「一つの花」
A−11「戦争中の人々のくらし」
A−5「絵巻物」
A−22「亀山市で経験した災害」


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