亀山市立井田川小学校3年生出前授業

「ちいちゃんがくらしていたころの亀山」

 平成29年10月18日(水)に亀山市立井田川小学校3年生へ出前授業に行きました。
 3年生は、国語科で日本が戦争していたころを舞台に描かれた「ちいちゃんのかげおくり」を学習します。物語の学習では、物語が書かれたころの生活の様子を理解して読み進めることが大切です。
 そこで、歴史博物館が所蔵する資料や画像、井田川小学校に残されている資料や写真を使って、日本が戦争をしていたころの人々のくらしの様子を伝えました。

こんにちは、歴史博物館から来ました 女の人がはいていたもんぺです
こんにちは、歴史博物館から来ました 女の人がはいていたもんぺです
出征する人も国民服を着ています 品物ごとに点数が決められていました
出征する人も国民服を着ています 品物ごとに点数が決められていました
学校の運動場で畑作業をしている学生たち お守りや手紙を入れた慰問袋
学校の運動場で畑作業をしている学生 お守りや手紙を入れた慰問袋
明かりを外へ出さないためのカバー 金属を供出し、代用品が使われました
明かりを外へ出さないためのカバー 金属を供出し、代用品が使われました
貝殻で作ったしゃもじ いろいろ質問をしてくれました
貝殻で作ったしゃもじ いろいろ質問をしてくれました
卒業記念写真の女の子ももんぺ姿 点数が高くてなかなか買えないな
卒業記念写真の女の子ももんぺ姿 点数が高くてなかなか買えないな
陶製ボタンは裏に穴があり糸で付けられる イラスト入りで記録していました
陶製ボタンは裏に糸で付ける穴 イラスト入りで記録していました
☆児童の感想から☆
・今の防災頭巾の役割をしていた防空頭巾を知りました。戦争の時は家から金属を出して飛行機などを作ることにおどろきました。
・むかしは買える物が決まっていたのだと知りました。今と比べるとだいぶつらかっただろうなと思いました。
・戦争の時はとてもきつかったことが分かりました。買い物をするときは買うものが決まっていることがわかりました。電球が真っ黒であまり見えないこと、畑仕事を子どもがしていることなどとってもつらいことだと思いました。
・戦争のころは食べ物や金属の代わりになるものをさがしていたのだと分かりました。お玉を貝殻で作ったり、ボタンを土で焼いて作ったりしていて、いろいろな工夫や、やり方をしていました。
・今日わかったことは今と昔は何もかも違うことです。学校では好きな服が着られなかったことやほしいものを簡単に買えなかったことです。もっと昔のことが知りたいです。1ヶ月後の社会見学でもっといろいろな物が見たいです。
<実物資料>
  歴史博物館所蔵
   ・もんぺ・防空頭巾・鉄兜・国民服・帽子・鈴鹿高等女学校指定学生鞄
   ・慰問袋・衣料切符・灯火管制カバー・防空電球・貝杓子
   ・陶製の学生ボタン・陶製湯たんぽ・もんぺ(複製)・防空頭巾(複製)

  井田川小学校所蔵
   ・アルバム「卒業記念U」・湯たんぽ(金属製)

<画像資料>
   ・昭和18年井田川村国民学校女子卒業記念写真・勤労奉仕畑作業写真
   ・出征兵士見送風景写真

<歴博貸出ユニット>
   A−11「戦争中の人々のくらし」防空頭巾・もんぺ



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