亀山市立亀山南小学校6年生出前授業
「亀山南小校区からみる古代」
〜教科書と比べてみよう〜
平成29年5月12日(金)に亀山市立亀山南小学校へ出前授業に行きました。
自分たちが住んでいる亀山市域にも歴史があり、地元の歴史を身近に感じさせたいという担任の先生の思いを受けて、特に3世紀から7世紀までの亀山南小校区や市内に残っている遺跡に注目して授業を行いました。
会議室に準備 | 資料を前に授業開始 |
<校区にはどんな遺跡があるの?>
亀山市内には遺跡はいくつくらいあるでしょう。220? 460? 880? 1000? 亀山市内には、460ほどの遺跡があります。市内の遺跡がどこにあるかわかる「亀山市遺跡地図」を見ながら、校区や自分の家の近くに遺跡があるか確認しました。 |
亀山市遺跡地図です | 「私の家は遺跡の上だ」 |
<実際の遺跡を見てみよう>
校区や亀山市域の遺跡から出土した実物資料や、それをもとに複製した資料をいくつか持っていきました。それらの資料を、一人一人が慎重に手に取ってじっくり見たり、手触りを確認したりしました。 |
御座遺跡から見つかった和同開珎 | 複製の和同開珎を見ました |
中川原遺跡出土の土師器と須恵器 | 土器の手触りを確認 |
これは何かな? | 田茂遺跡から出土した硯 |
<教科書と比べてみよう>
教科書にのっている銅鏡や横矧板鋲留短甲も亀山の遺跡から出土していることを知らせました。
銅鏡の複製を持った子どもたちの感想は「重い」でした。 鰭付朝顔形円筒埴輪見本と背比べをしてその大きさを感じることで、それらが並べられている古墳を想像し、その大きさに驚く子どもたちでした。 |
銅鏡の複製を持ってみる | ずっと土の中にあり錆びた鎧 |
能褒野王塚古墳は市内最大 | 実物大の埴輪見本と背比べ |
<提示資料>
・須恵器坏身(中川原遺跡)(まちなみ文化財室所蔵)
・土師器椀(中川原遺跡)(まちなみ文化財室所蔵)
・須恵器壺(中川原遺跡)(まちなみ文化財室所蔵)
・円面硯(田茂遺跡)(まちなみ文化財室所蔵)
・須恵器坏身(田茂遺跡)(まちなみ文化財室所蔵)
・同向式画文帯神獣鏡 (複製)
・能褒野王塚古墳(模型)
・横矧板鋲留短甲 (複製)