亀山市立亀山西小学校6年生が
 亀山城・加藤家長屋門・東海道・飯沼慾斎の学習に来てくれました!

 平成26年2月20日(木)に亀山市立亀山西小学校6年生の皆さんが総合的な学習の時間に、亀山城・加藤家長屋門・東海道・飯沼慾斎について調べているグループが来てくれました。
 亀山西小学校の6年生は、4月から学校周辺の史跡について調べたり、見学したりしながら校区の歴史や文化について自分たちで課題を設定し、追求してきました。課題ごとに7つのグループに分れて取り組んでいます。そのうち亀山城・加藤家長屋門・東海道・飯沼慾斎について調べている4つのグループが時間差をつけて来館してくれました。

【亀山城・加藤家長屋門グループ】
 講義室に展示された6枚の絵図が何年前に描かれたものか確かめた後、資料を10分間見ました。
 その後知りたいことを質問していきました。
・なぜ壁はなまこ壁なのか?
・多門櫓の石はどこから運んできたの?
・武家屋敷はだれが何のために作ったの
 か?
・なぜ、徳川家康が亀山城に泊まったの
 か?
・亀山城の城主が変わるのはなぜか?
・なぜ、あそこに亀山城を建てたのか?
・いつ建てたのか?
・城で働いていた人は何人ぐらいか?
 次から次と質問をし、予定の時間をオーバーするほどでした。
絵図を見ています<文久2年の絵図を見ると、二之丸御殿の部屋がわかる>
絵図を説明しています 絵図を熱心に見ています
<正保元年(1644年)の絵図から地形がわかる> <延享元年(1744年)の家来がどこに住んでいたかがわかる>
【東海道グループ】
  常設展示室で東海道以外の街道や一里塚・市内3宿の名物などを紹介しました。
  その後、講義室で事前に知らされた子どもたちの質問に答える形で説明しました。
・東海道ができたのはいつか?
・なぜ、東海道を作ったのか?
・東海道はなぜ絵にもされたのか?
・宿場町と城下町の特徴や違い。
・なぜ城の前に東海道があるのか?
・一里塚は何のためにあるのか?
  市内の3宿の栄え方や泊まる人などの違いについても質問が出され、宿場について理解を深めていました。
常設展示室を見学しています<市内には東海道の他、巡見・大和・伊勢別街道も通っていた>
画像を見ています 宿場の浮世絵です
<5畿7道に分かれていた中の東海道を通る道> <3つの宿場の特徴が描かれています>
【飯沼慾斎グループ】
  市内には慾斎の生家跡・誕生の碑がありますが、歴史博物館に実物資料がありません。他所の所蔵機関で撮影した画像を使って慾斎のプロフィールなどを紹介しました。
・なぜ亀山から大垣に行ったのか?
・なぜ飯沼家の養子になったのか?
・なぜ慾斎は植物学・漢方医学・蘭学な
 どに興味を持って、いろいろな本を書い
 たのか?
  慾斎が描いた「草木図説」の写実的なことに感心する子どもたちでした。
飯沼慾斎の写真を見ています<飯沼慾斎の写真です>
飯沼慾斎に関係するものです 慾斎に関する資料を手にしています

<亀山で飯沼慾斎に関係するもの> <慾斎に関する資料を手にとって>
展示資料
<実物資料>
・ 亀山城主石川家中屋敷割絵図(亀博所蔵加藤家文書)
・ 亀山城主板倉家中屋敷割絵図(亀博所蔵加藤家文書)
・ 亀山城主松平乗邑家中屋敷割絵図(亀博所蔵)
・ 延享元年亀山城主板倉家中屋敷割絵図(亀博所蔵加藤家文書)
・ 正保山城絵図(亀博所蔵加藤家文書)
・ 文久二年二之丸坪割惣絵図(亀博所蔵伊東家文書)

<写真・映像>
・ 亀山宿・関宿・坂の下宿の浮世絵
・ 野村一里塚
・ 草木図説前編草部(国立公文書館所蔵)


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