寺(てら)や神社(じんじゃ)のはなし
古(ふる)い神社(じんじゃ)や寺(てら)がいつどのように建(た)てられたのかは、長(なが)い年月(ねんげつ)の間(あいだ)に記録(きろく)がなくなっています。今(いま)、寺(てら)や神社(じんじゃ)のはじまりなどを知(し)るてがかりとなっているのは、江戸時代(えどじだい)の人々(ひとびと)が言(い)い伝(つた)えなどを書(か)き残(のこ)しておいてくれた本(ほん)や記録(きろく)のおかげです。
延喜式内社(えんぎしきないしゃ)
片山神社(かたやまじんじゃ)や忍山神社(おしやまじんじゃ)など古(ふる)くからこの地域(ちいき)でまつられていた神社(じんじゃ)については、国(くに)が管理(かんり)する神社(じんじゃ)として、その当時(とうじ)の法律書(ほうりつしょ)に神社(じんじゃ)の名前(なまえ)が書(か)きしるされています。この法律書(ほうりつしょ)を「延喜式(えんぎしき)」といい、今(いま)から1000年(ねん)ほど前(まえ)につくられました。延喜式(えんぎしき)にのせられている神社(じんじゃ)は「式内社(しきないしゃ)」とよばれます。