天狗(てんぐ)にあった人(ひと)の話(はなし)
1254年(ねん)(建長(けんちょう)6年(ねん))に橘成季(たちばなのなりすえ)が編集(へんしゅう)した物語集(ものがたりしゅう)の「古今著聞集(ここんちょもんじゅう)」という本(ほん)に、1240年(ねん)(延応(えんおう)2年(ねん))ごろに昼生(ひるお)の人(ひと)が京都(きょうと)に出(で)かけて行(い)って、その帰(かえ)りに天狗(てんぐ)につかまって清水寺(きよみずでら)のつりがね堂(どう)の屋根(やね)につりさげられたという話(はなし)がのせられています。