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3.嫁入りの装い


 嫁入り衣装は、昭和初期から昭和20年代には「裾模様(すそもよう)」と呼ばれる留袖(とめそで)が多かったようですが、昭和30年代以降は、貸し衣装が増えて白や色の打掛(うちかけ)がよくみられるようになりました。


3−1.嫁入り衣装
(下庄町個人所蔵)

 昭和25年(1950年)の結婚式における嫁入り衣装です。「角隠し」を被り、「裾模様」の留袖を着ています。

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3−2.嫁入り衣装
(石見家所蔵)

 昭和24年(1949年)の結婚式における花嫁衣装です。「角隠し」を被り、「裾模様」の振袖を着ています。婿は洋装となっています。


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3−3.ベールを被る花嫁
(小亀家資料)

 昭和31年(1956)に亀山八幡神社社務所で行われた結婚式の写真です。「裾模様」の留袖を着た嫁が頭にベールを被っています。まだ、当時の市域では「角隠し」が一般的であり、めずらしい衣装だったと考えられます。

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3−4.色打掛
(亀山市歴史博物館所蔵所蔵藤川家資料)

 大正12年(1923年)に本町(当時は東町)の商家へ嫁いだ新婦が着たという色打掛です。おそらくお色直しの時に着たものと思われます。
3−5.帯
(亀山市歴史博物館所蔵藤川家資料)

 大正12年の結婚式で嫁が着た色打掛の下の着物を留めた帯です。
3−6.(かんざし)(くし)(こうがい)
(亀山市歴史博物館所蔵伴家資料)
 これらは嫁入りの髪飾りとして使われたもので、鶴・亀・松竹梅などの祝いの図案で構成されています。嫁入りの髪型は「高島田」を地髪で結うことが一般的でしたが、次第に日常的な髪型でパーマが流行したことで結えなくなり、「高島田」のかつらを着けるようになりました。
3−7.揚帽子(あげぼうし)
(亀山市歴史博物館所蔵)
 嫁入りの被りものとして使われたもので、「つのかくし」とも呼ばれます。
3−8.(くし)(こうがい)
(亀山市歴史博物館所)

(かんざし)
(亀山市歴史博物館所)

根掛(ねがけ)
(亀山市歴史博物館所)

3−9.角隠しのかざりつけ
(個人所蔵)
 昭和53年(1978年)、嫁入り前に実家で髪結(かみゆい)(美容師)による衣装の着付けが行われ、角隠し(つのかくし)をかざりつけています。
















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